こんにちは。連日、新型コロナウイスのニュースで世界中が大変なことになっていますね。スポーツの試合も大半が延期さえており、東京オリンピックも開催されるのか危ぶまれています。スマホ修理店にとっても、パーツの仕入れに関しては打撃を受けておりますが、アップルの店が中華圏を除く全店舗臨時休業が決定しており、こうなれば当店のような修理店に直してもらうしかありませんので、多少は恩恵を受けております。
気温も上がり、春が到来したような気分ですが、大変な思いをされている方が多いとは思いますので、1日でも通常に戻れるよう願うばかりです。
3月も気づけば下旬に差し掛かってきました。桜もそろそろ開花していく時期ですね。これから入学を控えているお子様も多いと思いますので、当店では学割などのサービスも行っております。なるべく気軽にお安く修理が受けられるよう色々考えていきたいと思います。
さて本題ですが、スマホのバッテリーは寒さに弱いということをご存知でしょうか。暑すぎるのももちろんバッテリーにとっては良くないですが、冬の厳しい寒さによって急な劣化が起こりやすいと言われています。昨日と比べると突然充電の減りが早くなったり、電源が落ちるといった事が起こります。その中でも、一番危険なのがバッテリーの膨張です。
バッテリーの交換目安は2、3年
スマホに使われているリチウムバッテリーは永遠と使い続ける事ができません。使用頻度による個人差はもちろんありますが、大体2、3年を目安に交換するのが良いとされています。全然使っていない場合ですともう少しもつかなとは思いますが、交換せずに使い続けるとどうなるのでしょうか。
上の写真のように、画面が浮き上がってきたといって持ち込まれる方が定期的にいらっしゃいます。一見、パネルが外れた事で、本体から浮いているように感じますが、これは中のバッテリーが膨張したことによって画面が押し上げられているのです。
画面が外れたと思って無理にはめなおそうとしても改善されることはありません。むしろこの状態に陥ってしまったら、そのようなことをするのは大変危険なんです。たまに携帯電話から発火したというニュースを目にしますが、これも実はバッテリーから発火したことにより爆発を引き起こしてしまいます。
こうなればすぐにバッテリーを交換します。中を見てみるとバッテリーがパンパンに膨れ上がっていました。このバッテリーを取り外す際にも傷をつけたり穴を開けてしまうと、火が出るかもしれませんので要注意です。
しかし、この状態になってもテープを巻いたりして使い続ける方がたまにいらっしゃいます。充電のもちもかなり悪く、熱も発生しやすいので、画面が浮いてきたと思ったら危険ですので、すぐに当店にお持ちください。
アンドロイドでもバッテリーの膨張は起こり得ます
先ほど紹介した端末はiPhone6sですが、ほとんどのスマホにはリチウムバッテリーが使われていますので、アンドロイドでもバッテリーが膨張する事があります。
こちらはHUAWEIのhonor9(オーナーナイン)を横から撮影したものですが、バックパネルが浮き上がっています。これもバッテリーが膨らんだことによって凝ったものです。アンドロイドは基本的にバックパネルから分解するものが多いため、iPhoneと違って裏のパネルが浮き上がる事が多いです。
ケースを付けていると気付きにくいかもしれませんが、こうなればすぐにバッテリーを交換しましょう。
honor9は冷却シートのようなものが貼られており、それを取るとバッテリーや基板が見えてきます。写真では分かりにくいですが、確かにバッテリー膨張していました。熱も持っていたので、非常に危険であったと思います。
こちらもバッテリーを交換する事で、新品同様のバッテリーのもちになりました。作業時間も1時間あれば終わりますので、もしバッテリーが膨張したかもしれないと思ったらすぐにお問い合わせください。
バッテリーを交換する事で、今後も何年かは使い続ける事ができますので、一石二鳥ですね。以前にはHUAWEIのスマホが発火したのを見た事があります。発火してしまうと基板も燃えてしまうため、データの復旧は厳しいです… それ以外にも大きな火事になってしまうかもしれません。スマホのバッテリーから発火してしまう前に、定期的にバッテリーを交換することをお勧めいたたします!