こんばんは。本日、豊中市では一日中雨が降っています。雨の日には、水没に注意ですよ〜。気づかない間に自分のスマホが雨にさらされていたり、カバンが濡れており中のスマホもびちゃびちゃになっている、ということも起こり得ます。
もちろん滑って転んで怪我をしたりするのも気をつけてくださいね。自転車も特に注意です!
今回はXperiaの画面修理を行いました。最近Xperiaの画面交換を行なっていませんでしたので、久しぶりのご紹介です。
XperiaZ5の画面割れということで、豊中市からご来店いただきました。実は画面が割れているだけでなく、操作ができない状態でした。スリープ(電源)ボタンを押すことで画面にトップ画面の表示はされますが、どこを触っても一切反応してくれませんでした。
以前までのXperiaでは、こういった症状はよく起こることで、タッチパネルのガラスが少し割れていたり、ヒビが入っているだけで、液晶の映り自体には全く問題ないのに、指に反応しないことがあります。
これはタッチセンサーと呼ばれる部分があり、静電気に反応することで操作できるようになるなるのですが、そこが破損することでこういった症状に陥ります。Xperiaの場合、このタッチセンサーがある場所というのが割と表面に近いのだと考えられます。XperiaZシリーズでは頻繁に起こっていますが、XZシリーズ以降から現在までのXperiaのスマホでは、より深部に位置しているのか、この程度の画面割れでも操作ができることが多いです。
もちろん画面が割れている状態を放置しておくのは危険ではありますので、画面交換など修理をされるのがおすすめです。
XperiaZ5の画面交換は2時間程度。ドックコネクター修理も
XperiaZ5は以前までよく修理依頼が来ていました。バッテリー交換も画面交換も今まで多数行っております。
XperiaZ5は、上の写真のように分解する工程が多い機種になります。バックパネルを外し、ラウドスピーカーやカメラ類を取り出していきます。
実は今回、ドックコネクターの交換も一緒に行っています。ドックコネクターというのは充電器を差し込む部分になりますが、以前から充電がしにくいこともあり、一緒に交換しています。分解する過程で、ドックコネクターも取り外しますので、ついでに行えます。
それらのパーツを取ることができたら、ようやくマザーボードを取り外せるようになります。画面交換で基板を取らなければならないので、そういった面で大変な修理になります。ここまで来るとフレームにタッチパネルだけがついている状態になります。
割れているタッチパネルを外すのも結構大変な作業になります。僕は思い切って力をかけて外しますが、丁寧に外すとなると、結構時間がか狩るイメージがあります。
ようやくタッチパネルを本体から外すことができました。ここで、フレームに残った粘着テープやガラスの破片など綺麗に取り除くのが一番のポイントです。新しいタッチパネルを装着したときに、フレームにゴミが残っていると綺麗に取付けができないからです。
事前に仮付けを行い、正常に操作できることを確認したタッチパネルを粘着テープと接着剤で装着しました。完成した後の写真を撮るのを忘れており、交換した後の写真をお見せすることができませんが、かなり綺麗になり、充電もスムーズに行えるようになりました。
ドックコネクターも経年劣化を起こしますので、充電器に刺しても緩い感じがしたり、中に何か詰まって刺さりにくいことがあれば、交換や清掃で改善します。
お客様も、最初は使えるようになるのかと半信半疑の様子でしたが、渡されたXperiaZ5を操作してかなり驚いていました。もちろんデータは全て残っている状態です。
やはり皆さんが一番心配されるのは、中のデータに関してです。修理で直すことができる限り、データは必ず残ります。
これが正規の修理になると、データは全て消えた状態で渡されることになりますので、バックアップをとっていなければ完全に0からのスタートになってしまいます。修理で直すことができればよいのですが、何が起こり得るかわからないのがスマホ含め精密機械です。定期的にバックアップは行うように意識していきましょう。